コロナ・・・隠れたところにあるストレス(私の立場から)

f:id:marbird911:20200918063034j:plain本当に必要

最近よく思う事ですが、いまの世の中としてコロナから身を守るための生活で、さすがに疲弊してきているなと感じます。
売店で働いておりますが、アルコール消毒やマスクの着用が当たり前のことです。

やはり皆さん遠出をすることがなくなったこともありよくお買い物に来てくださっています。
その中で多種多様な考えの方々がいらっしゃるわけで、報道でマスクや紙製品に始まり○○が品薄になるかもという情報に右往左往してしまうのも仕方のないことかもしれません。

このことも販売する側に大きな負担がありました。

限られた人員で回している店なので、長蛇に並ぶレジをしながら問い合わせの対応やそのほかの商品補充。心無い言葉や果てはばい菌扱いもあったり。
働く場所があるのはありがたいけど

わたしは裏方で仕事をしていましたが、問い合わせの電話や店本部の通達の対応やテナントさんの営業時間の変更に伴うシステムの操作などやる事は山のようにありました。

通常の仕事以外にやるべきことが次から次へと発生して毎日疲れ切っていました。

どの業種でも今は本当に大変な時であると思います。

コロナの感染は未だ収まらず、世界中の人々がおそらく同じような状況なのかもしれない。

クレームの対応

少し前から従業員がクレジットカードやポイントカードを素手で触ると”きたない”と言ってくる方がいました。この方は何回もクレームを言ってきています。

ちょうどカードの操作はお客様にしていただくシステムに変更となっていたため、その流れで出来るだけレジの担当者がカードを触らないという方向になりました。

ただご年配の方が多いという事もあるのですが、ご自身でできない方もいるような場合は担当者がカードを差し込んだりしていました。

ポイントカードと高齢の方用の割引券があり、割引券の方はレジでスキャンする様式の物です。
もちろんそれにも触れるなという投書があり、お客様に裏返して提示していただきスキャンするというやり方に変更・・・。

いったいどこまで

さらに驚くことに「スキャンできるようにバーコード面を上にしてください」とお客様に伝えた事でもクレームが入りました。

どうも”感染防止に協力してもらっているくせにエラそうな言い方をするな”という事でした。
→結果
『申し訳ございません
バーコード面をスキャンできるように置いてくださいますか?
ご協力ありがとうございます。』

接客用語がさらに増えました。
終わらない忙しさと大量のかごの中身。
前のお客様の金銭のやり取りののち、次の方の商品をレジ登録のためもったところ

「お前が(レジの際)触ったものに菌が付いた。どうしてくれるんだ」

と怒鳴られる従業員もあり、言い返すことなどできない状況でとても辛そうでした。

私たち小売で勤務する人間は、自粛期間にも感染におびえて仕事をしてきました。
クレームの対応とはいえ上層部はお小言が入るたびに決まりを作り直し、さらに何かを言われるとまた新たな決まりを提示してきます。

繁忙期でもないのに忙しいのはお店にとっては良いことなのかもしれない。確かにそれでお給料をいただいているのですから。

よく耳にようになったが、接客業をしている者が実感することのないもの


- おうちじかん

- この機会に普段できないことに挑戦しよう

- 持て余した時間を・・・

私たちには正月も盆もなくさらに通常なら閑散期となる時期ですら今年は忙しくしています。
仕事があるだけましなのもわかりますが、何でこんなにしんどいのかな、と思ってしまいます。

コロナに関しては誰にもどうしようもない事ですし、混乱したりする気持ちもわかります。
接客のあるお仕事をされている人間も同じように思っているって思わないのかが不思議。

そう同じ人間同士なのに、なぜこういった違いが出るのでしょうか。
アルコール消毒すれば安心なのだろうけど、頻繁にすることは手荒れの原因にもなるのに。

本気でそこまでやるの?私たちは生身の人間ですが、そこは無視?

店幹部はお会計ごとにアルコール消毒をするように言ってきていました。

むりだろ、どこまで言いなりになって従業員を痛めつけるんだ
と思いました。

結局は従業員の激しい反発のために一定時間過ぎたら各自がアルコール消毒をするで収まりましたが。

会社としての決まりを守ったうえで業務を遂行しているので、本来は店として間違った対応をしているわけではありません。
そこを分かってくださる方がクレームを言ってくることはないので、一人二人のお客様の苦情のためだけにその都度方針を変える形になっています。

これからの望み

このような事態になるとは考えもしなかったので、マニュアルがないのは仕方がないと思います。

ただもう少しお店側が毅然とした対応をするのも、従業員を守る意味でアリではないでしょうか。

おわりに

何が正しいかなんて、本当にわからない事があるんだとコロナの件で思うようになりました。
もちろんこれまでも災害などで被害があったことで、何かを学んだりもしたはずです。

その時の後悔や教訓を次につなげる。そういった地道な努力があったかと思います。
きっと今回のコロナでも後悔をする事もあるだろうし、迷ったりすることもあるでしょう。

各々が情報をネットなどで手に入れやすくなっており便利だと感じる半面、嘘か本当かもわからない情報に右往左往するかもしれません。

目や耳に入る情報だけでなく、今現在すべての人が共に生きているということを忘れず、この脅威に立ち向かうことが出来たらと思います。買占めや転売等で困難な時期を誰もが身をもって経験しています。

大切な情報と疑うべき情報をより分けるのは難しいですが、自分の行動で困る人がいないか・本当に買いだめをしないといけない物かを、少し立ち止まってでも考えていけたらよいのではないでしょうか。

まだつづくコロナ禍に気を引き締めて行動したいものです。皆さんもそれぞれ自粛や仕事などで大きなストレスを感じていることと思いますが、地に足をつけて何とか乗り越えましょう。

2020年9月21日    mar